亥年(いのしし年)の置物・縁起物
亥年(いのしし年)は、十二支の最後にあたる年です。日本では「亥」にイノシシが当てられ、古くから干支の動物のひとつとして親しまれてきました。
イノシシというと、力強く前へ進む姿や「猪突猛進」という言葉を思い浮かべる方も多いでしょう。そのため亥年は、新しいことへの挑戦、目標に向かって前進する力、生命力、家族の繁栄などをイメージしやすい干支でもあります。
また、イノシシの子どもである「うり坊」は、背中に特徴的なしま模様があり、かわいらしい干支のモチーフとして人気があります。大人のイノシシだけでなく、うり坊や親子のイノシシをデザインした置物も、亥年の飾りとして楽しめます。
おすすめの亥年の置物・縁起物
亥年の置物を選ぶときは、単に「その年の干支だから」という理由だけでなく、飾る場所や込めたい願いから選んでみるのもおすすめです。
イノシシは、前へ進む力強さを感じさせる動物です。「今年は新しいことに挑戦したい」「目標に向かって一歩ずつ進みたい」という年のテーマに合わせて、亥の置物を飾るのもよいでしょう。

また、イノシシは子どもを多く産む動物として知られることから、昔から子宝、安産、子孫繁栄などの願いと結びつけて語られることがあります。
こうした文化的な意味から、亥の置物は正月飾りだけではなく、家族の節目や新生活のインテリアとしても取り入れやすいモチーフです。
うり坊の置物も人気
イノシシの子どもは「うり坊」と呼ばれます。背中に入ったしま模様が瓜に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったとされています。
大人のイノシシは力強く迫力のある姿ですが、うり坊は小さくかわいらしい姿をしているため、干支の置物でも人気のデザインです。
特に親子のイノシシをモチーフにした置物なら、家族のつながりや子どもの健やかな成長をイメージする飾りとしても楽しめます。
亥年の置物・縁起物を飾ろう

干支の置物は、新しい年を迎える季節の飾りとして定番のアイテムです。
玄関、リビング、和室、床の間、棚など、目につきやすい場所に飾ることで、季節感のあるインテリアになります。
玄関なら小型の置物、和室なら陶器や木製の落ち着いたデザイン、リビングなら親子のイノシシやかわいいうり坊など、部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。
干支の置物を飾ったからといって、特定の幸運が必ず起こるという意味ではありません。しかし、干支に込められた昔からの意味を知り、「今年はこんな一年にしたい」と考えるきっかけとして取り入れることには、季節の飾りとしての楽しさがあります。
亥の置物を選ぶときのポイント
- 飾る場所に合ったサイズを選ぶ
- 玄関なら倒れにくく安定したものを選ぶ
- 和室には陶器・木製など和風の素材もおすすめ
- 家族で楽しむなら親子やうり坊のデザインを選ぶ
- 毎年飾るなら収納しやすいものを選ぶ
- 自分が気に入ったデザインを選ぶ
干支の置物は一年の節目に飾るものだからこそ、見たときに気持ちが明るくなるようなデザインを選ぶのがおすすめです。
亥年とは?十二支の「亥」の意味
「亥」は十二支の12番目です。
十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類から成り、亥の次には再び子へ戻ります。
十二支は現在では主に「何年生まれ」という年の表現として知られていますが、もともとは年だけではなく、月や時刻、方角などにも使われてきました。
国立天文台の資料でも、十二支は十干と組み合わせて六十干支として使われるほか、時刻や方角を表すためにも利用されてきたことが説明されています。
「亥」と「イノシシ」は同じ意味なの?
日常的には「亥年=イノシシ年」と考えて問題ありませんが、厳密には「亥」は十二支の名称であり、「イノシシ」は動物の名前です。
十二支の漢字は、もともと暦などで使われていた体系に由来し、後から動物を割り当てて覚えやすくしたと説明されます。そのため、十二支の「亥」と動物の「イノシシ」は、最初から動物の名前として生まれたものではありません。
日本では「亥」にイノシシが当てられていますが、中国などでは豚に対応する地域があります。十二支が東アジアの各地域へ伝わる過程で、動物の対応に違いが生まれたことも、十二支の興味深い特徴のひとつです。
亥年はいつ?過去・未来の亥年
亥年は12年ごとに巡ってきます。近年と今後の主な亥年は次のとおりです。
| 西暦 | 六十干支 | 読み方 |
|---|---|---|
| 2007年 | 丁亥 | ひのとい |
| 2019年 | 己亥 | つちのとい |
| 2031年 | 辛亥 | かのとい |
| 2043年 | 癸亥 | みずのとい |
| 2055年 | 乙亥 | きのとい |
| 2067年 | 丁亥 | ひのとい |
「亥年」と呼ぶ場合は十二支の部分だけを指していますが、十干と組み合わせると「丁亥」「己亥」「辛亥」などの六十干支になります。
六十干支は60種類の組み合わせがあり、60年で一巡します。そのため、同じ「亥年」でも十干との組み合わせによって5種類に分けることができます。
亥年の5種類の干支
亥と組み合わされる十干は、乙・丁・己・辛・癸の5種類です。
| 六十干支 | 読み方 | 西暦の例 |
|---|---|---|
| 乙亥 | きのとい | 1995年・2055年 |
| 丁亥 | ひのとい | 2007年・2067年 |
| 己亥 | つちのとい | 1959年・2019年 |
| 辛亥 | かのとい | 1971年・2031年 |
| 癸亥 | みずのとい | 1983年・2043年 |
例えば2019年は単なる「亥年」だけではなく、正式な六十干支では己亥(つちのとい)です。そして次の亥年である2031年は辛亥(かのとい)となります。
干支について詳しく調べる場合は、「亥年」という十二支だけでなく、「己亥」「辛亥」などの六十干支まで確認すると、より正確にその年を表すことができます。
2031年は「辛亥(かのとい)」
次の亥年として注目されるのが2031年です。
2031年は辛亥(かのとい)です。
「辛」は十干の8番目にあたり、「かのと」と読みます。十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類です。
これに十二支の「亥」を組み合わせることで「辛亥」という六十干支になります。
なお、干支は暦や歴史、文化を理解するための伝統的な体系です。「辛亥だから必ず特定の出来事が起こる」というような未来予測が科学的に確認されているわけではありません。干支の意味や縁起は、文化や習慣として楽しむとよいでしょう。
亥年の置物にはどんな縁起がある?
前へ進む力・チャレンジ
亥の代表的なイメージといえば「猪突猛進」です。
イノシシが勢いよく前へ進む姿から、目標に向かって進む力や行動力をイメージすることができます。
そのため、「今年は新しいことを始めたい」「今までできなかったことに挑戦したい」という人にとって、亥の置物は一年の目標を思い出すためのモチーフにもなります。
ただし、「猪突猛進」は周囲の状況を考えずに突き進むという意味でも使われます。亥の持つ勢いを良い方向に活かすなら、勢いだけで進むのではなく、状況を確認しながら目標へ向かうという捉え方もできるでしょう。
生命力・力強さ
イノシシは野生動物として力強い姿を持っています。そのため、生命力やたくましさを象徴するモチーフとして扱われることがあります。
新しい年に「元気に過ごしたい」「何事にも負けずに頑張りたい」という願いを込めて、亥の置物を飾るのもよいでしょう。
子宝・安産・子孫繁栄
イノシシは多産の動物として知られることから、昔から子宝や子孫繁栄、安産などの願いと結びつけて語られることがあります。
特に親子のイノシシやうり坊を描いた置物は、家族のつながりを感じさせるデザインです。
ただし、干支の置物を飾ること自体に医学的な効果があるという意味ではありません。昔から伝わる縁起や文化を楽しみながら、家族の健康や幸せを願うための飾りとして考えるのがよいでしょう。
火除け・防火との関係
亥は火除けや防火と結びつけて語られることがあります。
元のページでも紹介されているように、亥の月・亥の日に暖房器具を使い始めるという風習や、「亥の子の日」に関する文化があります。
こうした背景から、亥は火に関する節目と結びついた縁起物として紹介されることがあります。
ただし、地域や時代によって風習の内容や解釈には違いがあります。また、干支の置物は実際の防火設備の代わりになるものではありません。火災対策については、住宅用火災警報器の点検や消火器の確認など、現実的な防火対策を行うことが大切です。
亥の子の日とは?
「亥の子」は、旧暦10月の亥の日に関係する行事や風習を指します。
地域によって内容は異なりますが、亥の子餅などの風習が知られています。また、昔の暮らしでは、亥の子の日を暖房器具を使い始める時期と結びつける習慣もありました。
亥の月は現在の暦にそのまま当てはめると時期がずれるため、「亥の月=必ず現在の11月○日」というように固定して考えるものではありません。
干支が年だけではなく月や時刻などにも使われてきたことを知ると、亥という文字が昔の人々の暮らしの中でどのように使われていたのかが分かりやすくなります。
亥の方角・亥の刻は?
十二支は、年だけでなく方角や時刻を表すためにも使われてきました。
亥の方角は、十二支を方角に当てはめた場合、北西側に位置します。北を「子」として順番に配置すると、亥は戌と子の間にあたります。
また、亥の刻は現代の定時法では21時から23時にあたります。
- 亥は十二支の第12番目
- 亥の方角は北西側
- 亥の刻は21時~23時
- 亥の次は子
「子午線」という言葉に「子」と「午」が使われていることからも分かるように、十二支は昔の時刻や方角の表現と深く関係しています。
亥年の年賀状・イラストを探す

亥年の年賀状では、力強いイノシシだけでなく、かわいらしいうり坊も人気のモチーフです。
富士山、初日の出、松、梅、扇などのお正月らしいデザインとイノシシを組み合わせれば、亥年らしい年賀状を作ることができます。

イノシシのイラストは、年賀状だけでなく、季節の挨拶や干支をテーマにした印刷物などにも利用できます。
無料素材を利用する場合は、素材配布元の利用規約を必ず確認しましょう。商用利用が可能か、加工してよいか、クレジット表記が必要かなどは、素材サイトや素材ごとに異なる場合があります。

親子のイノシシは、家族のつながりや子どもの成長をイメージするデザインにも向いています。

羽子板とイノシシを組み合わせたデザインは、昔ながらのお正月らしさを感じられるモチーフです。
亥年のことわざ・故事・熟語
猪突猛進(ちょとつもうしん)
イノシシのように、ひとつのことに向かって勢いよく進むことを表す言葉です。
「目標に向かって一気に進む」という前向きな意味で使われることもあれば、「周囲の状況を考えずに突き進む」という注意の意味で使われることもあります。
山より大きな猪は出ぬ
入れ物や前提よりも大きな中身は存在しないという趣旨のことわざです。話を大げさにしすぎないように、という意味で使われます。
遼東の豕(りょうとうのいのこ)
世間を知らないために、ありふれたものを珍しいものだと思い、それを誇りにしてしまうことのたとえです。
亥の子餅(いのこもち)
旧暦10月の亥の日に関係する餅で、亥の子の行事や子孫繁栄を願う風習などと結びついています。地域や時代によって形や作り方には違いがあります。
猪八戒(ちょはっかい)
『西遊記』に登場する有名なキャラクターです。「猪」という漢字が使われていることから、イノシシや豚と関連して語られることがあります。
猪口・お猪口
「猪口(ちょこ)」は小さな器などを指す言葉で、「お猪口(おちょこ)」は日本酒などを飲むための小型の器として知られています。干支の「亥」から派生した言葉というわけではありませんが、「猪」という漢字を使った身近な言葉の一例です。
亥年に使えるキャッチコピー
- 猪のように、目標へまっすぐ前進。
- 力強く、一歩ずつ未来へ。
- 今年は新しいことに挑戦する一年に。
- うり坊のような元気と、大人の猪の力強さを。
- 前を向いて、自分らしく進む一年に。
- 勢いだけではなく、確かな一歩を。
亥年のキャッチコピーでは、「猪突猛進」の勢いを活かしつつ、現代的には「挑戦」「前進」「行動力」などの言葉を組み合わせると使いやすくなります。
亥年生まれの人はどんな性格?
干支と性格を結びつける考え方は、昔から伝わる占いや文化的な見方のひとつです。
一般的な干支占いでは、亥年生まれの人は、正直、行動力がある、情熱的、粘り強い、目標に向かって進むといったイメージで紹介されることがあります。
一方で、「猪突猛進」という言葉から、ひとつのことに集中しすぎる、周囲が見えなくなることがある、といった解釈がされる場合もあります。
もちろん、実際の性格は生まれ年だけで決まるものではありません。性格についての干支占いは、あくまで文化や占いとして楽しみ、自分自身を考えるきっかけとして利用するとよいでしょう。
亥年の守り本尊・摩利支天との関係
亥年について調べると、亥年の本尊として阿弥陀如来、守り神として摩利支天が紹介されています。また、摩利支天がイノシシと結びつけられる文化も知られています。
こうした信仰上の位置づけは、宗派や寺院、地域などによって説明が異なる場合があります。そのため、「亥年なら必ずこのご利益がある」と断定するよりも、亥と仏教・信仰文化との関係を知るための背景知識として楽しむのがおすすめです。
猪の夢占いもチェック
亥年やイノシシについて調べていると、「イノシシが夢に出てきたらどんな意味があるの?」と気になる方もいるでしょう。
夢占いでは、イノシシは強いエネルギー、行動力、目標に向かう情熱、勇気、生命力などの象徴として解釈されることがあります。
ただし、夢占いは占術や文化的な解釈であり、夢の内容から将来の出来事を科学的に予測できるという意味ではありません。
「猪に追いかけられる夢」「猪と戦う夢」「猪を食べる夢」「うり坊が出てくる夢」など、夢の状況によって解釈が変わるとされます。
イノシシの夢について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
亥年の置物を飾るおすすめの場所
玄関
玄関は家に入ったとき最初に目に入る場所なので、季節の干支飾りを置く場所として向いています。小型で安定した置物なら、靴箱や玄関収納の上にも飾りやすいでしょう。
リビング
家族が集まるリビングには、親子のイノシシやかわいいうり坊など、家族で楽しめるデザインが向いています。
和室・床の間
陶器や木製など、和の雰囲気がある亥の置物は和室にもよく合います。お正月飾りと一緒に飾れば、季節感のある空間を作ることができます。
棚・飾り台
大きな置物を置くスペースがない場合は、コンパクトな干支飾りがおすすめです。小さな置物でも亥年らしさを十分に楽しめます。
亥年の置物はいつからいつまで飾る?
干支の置物は、一般的には年末からお正月にかけて飾り始める家庭が多いですが、飾る期間に絶対的な決まりがあるわけではありません。
お正月の季節飾りとして楽しむのであれば、年末に準備して新年を迎える方法があります。
一方で、干支を一年のテーマとして考えるなら、年が変わってからも一年を通して飾ってもよいでしょう。
「一年中飾る」「お正月だけ飾る」など、住宅のスペースや自分の好みに合わせて楽しむことができます。
亥年の置物を選ぶときは「好き」を大切に
縁起物というと、どの置物が一番ご利益があるのか気になる方もいるかもしれません。しかし、干支の置物にはさまざまなデザインがあります。
大切なのは、飾る場所に合っていて、自分や家族が見て気持ちよく感じられることです。
力強いイノシシが好きなら迫力のある置物、かわいいものが好きならうり坊、家族の幸せをイメージしたいなら親子のイノシシなど、目的や好みに合わせて選んでみましょう。
干支の置物は、単なるインテリアではなく、「今年はどんな一年にしたいか」を考えるきっかけにもできます。
亥年の置物・縁起物まとめ
亥年は、十二支の最後にあたる「亥」の年です。日本ではイノシシが割り当てられ、力強さ、行動力、生命力、前進する勢いなどのイメージで親しまれています。
また、イノシシは多産の動物として知られることから、子宝、安産、子孫繁栄などの願いと結びつけて語られることもあります。
「猪突猛進」という言葉からは、目標に向かって進む勢いをイメージできます。ただし、勢いだけで突き進むのではなく、状況を見ながら一歩ずつ前進するという捉え方もできます。
次の亥年は2031年で、六十干支では辛亥(かのとい)です。
亥の置物には、大人のイノシシ、うり坊、親子のイノシシなどさまざまなデザインがあります。玄関やリビング、和室など、飾る場所に合わせてお気に入りのものを選んでみてください。
干支の意味や由来を知ったうえで置物を飾れば、単なるお正月の飾りではなく、その年の目標や願いを思い出すための身近なアイテムとして楽しめるでしょう。
よくある質問
亥年は何年ですか?
亥年は12年ごとに巡ります。近年では2019年が己亥(つちのとい)、次の亥年は2031年で、辛亥(かのとい)にあたります。
2031年の干支は何ですか?
2031年は辛亥(かのとい)です。「亥」だけではなく、十干の「辛」と組み合わせた六十干支として表すことができます。
亥年の置物にはどんな意味がありますか?
イノシシの力強さや前進するイメージ、生命力、子孫繁栄などの縁起を込めて飾られることがあります。伝統的な縁起物や季節のインテリアとして楽しむとよいでしょう。
うり坊も亥年の置物になりますか?
はい。うり坊はイノシシの子どもで、背中のしま模様が特徴です。かわいらしい姿から、亥年の置物や年賀状のモチーフとして親しまれています。
亥の方角はどちらですか?
十二支を方角に当てはめる場合、亥は北西側に位置します。
亥の刻は何時ですか?
定時法では21時から23時が亥の刻です。十二支は昔から時刻を表すためにも使われてきました。
亥年生まれの人はどんな性格ですか?
干支占いでは、正直、行動力がある、情熱的、粘り強いなどと紹介されることがあります。ただし、これは文化的・占術的な見方であり、亥年生まれの人すべてに当てはまる性格を科学的に示すものではありません。
亥年の夢占いもありますか?
あります。イノシシの夢は、夢の状況によってさまざまな意味に解釈されます。詳しくはイノシシの夢占いの記事をご覧ください。